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「循環器病対策推進基本計画」が閣議決定

 

10月27日、政府は、「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法(平成30年12月14日法律第105号)」(「循環器病対策基本法」)第9条に基づく「循環器病対策推進基本計画」を閣議決定しました。

当会は、循環器病対策基本法の成立に向けた運動に参加するなど関わって参りました。同計画案が公表された際には、パブリックコメント制度を利用して、当会としての意見を提出いたしました。主な意見としては、以下のとおりです。

 

(1)循環器病の原因を生活習慣病や肥満としている点について、遺伝性疾患が原因の場合もあるので、遺伝性疾患の患者に配慮した内容にすることを要望
(2)小児期から成人期への移行に際し、治療や定期健診を中断することのないような体制の構築を要望
 
上記意見は、閣議決定された計画の内容として盛り込まれました。今後は、各都道府県において、各都道府県において循環器病対策の推進に関する計画の策定が進められていきますが、当会は、引き続き各地の計画の策定への参加や意見提出を通じて、マルファン症候群及び類縁疾患患者・患者の患者の生命危機の低減と、生活環境改善に努めて参ります。